CEDAW勧告実践のために、「暫定的特別措置」(ポジテイブアクション)
「暫定的特別措置」(ポジテイブアクション)の実施を!
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WWNは、3月、CEDAW勧告実践のために、「暫定的特別措置」=Temporary special measures Project (TSM P/J)を立ちあげ、企業や働く女性への実態調査のためアンケートやインタビュー活動を計画しています。CEDAWフォローアップ期間の間に職場の実態を収集し、特に雇用の場において「意思決定の場に女性が多く処遇される事をめざし、CEDAWと政府にレポ—トしょうと考えます。第2回目の、TSM P/J会議の内容の一部をご紹介します。
1)インタビュー編:
*商社において総合職に転換した30代の女性:
「自分の職業人生を考え、30年の目標をもたねば」という弁護士である義姉の影響をうけ、
結婚しても,子どもが出来ても、この会社で課長、部長になるまで頑張ろうと思ったそうです。
*住友メ—カーの女性管理職:
2006年に8名、2007年に12名が管理職に大量に昇格。
その実態は、急に上司から管理職になってといわれ、断ったが「僕がレポートをフォローするから」と。
もう一人は、病気療養中にて、会社をやめるつもりだからと断ったが、上司の懇願にまけ管理職になったが、
2ケ月後に退職した。
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2)企業のCSRを勉強ー女性を活用し働き易い会社をピックアップ:
*イケヤ: なんと、当該の担当者は大正区鶴舞のイケヤにまで直接出向き「CSR」のパンフを請求。残念ながら
お店にはおいていないとのこと。次回までに東京本社に連絡して取得する。
神戸ポートアイランド支店が、2008年に「こうべ男女いきいき事業所」として表彰されている。
<表彰理由> ・採用を性別、年齢を問わず。管理職の50%が女性
・9ケ月の産前産後休暇の取得
・子ども12歳まで、看護休暇が年間12日間
・配偶者の産休12日間
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*ユニクロ:2006年 東京均等推進企業賞 受賞
女性店長が「何故、店長になる前に女性がやめていくのか」と調査した結果、長時間労働、土日出勤がネックに なっていることが判明。女性店長が集まり「ユニクロは女性をターゲットにしている。顧客とかけ離れた生活は 駄目だ」と女性活躍プロジエクトを。
店長の8H労働時間の実現、土日休暇のモデル店を経験し、営業成績もフツーであると証明した。
結果、2007年4月 国内支店720店のうち、女性店長120人が1年半後に145人へ。
店長の上のスーパーバイザーは、2002年に初登場し、2004年に男性100:女性31。
2007年に男性121:女性12となった。
これによって、男性店長の働き方に変化、子どもの参観日にもいけるようになった。
女性が連帯するため、2004年から定期的に女性が集まりフォーラムを開催。現在、四半期ごとに全国の
14ブロックにて同じ日、同じ時間に「キャリアを身につけ、しなやかに生きよう」と、ウイメンズ・フォーラ
ムを開催しているとのこと。
*りそなホールデイング:2009年 女性管理職登用 女性課長450人(男性3300人)、女性の部長は
40人で3%を占める。ところが、2010年度の管理職数が、記載されていないので、りそなホールデイング
本店に出向きヒヤリングを行うことにした。