鳩山さんへ、国連で発言をお願いします!
鳩山さんへ、国連で発言をお願いします!
~日本でも、女性差別撤廃条約の選択議定書批准を~
15日、国会へ行ってきました。女性差別撤廃条約の選択議定書批准は、世界98ケ国が批准、OECD30ケ国名中、先進国ではアメリカと日本だけが批准していません。
WWNは、新首相の鳩山氏に、23日の初の国際舞台の国連にて「選択議定書を批准する旨」の表明を要請しました。
9日の午後から、14日の深夜12時半に締め切った賛同団体は215団体が集まり、当日の朝、賛同の電話があり、216団体となりました。兼松の原告2名と、参加者19名にて、選択議定書要望書を新政権に提出しました。
女性と健康ネットワークの樋口恵子さんと原ひろ子さんから「男女共同参画」担当大臣の設置を要望、政策推進にNGO,NPOの参画を要請されました。
2009年9月15日
民主党代表 鳩山由紀夫 様
社民党党首 福島みずほ 様
国民新党代表 亀井静香 様
女性差別撤廃条約選択議定書批准に向けた要望書
日頃から皆様の男女平等推進へのご尽力に深く感謝申し上げます。
8月30日の総選挙において、政権交代が実現することとなり、国民の目線にたって政治を行うことを公約された新政権に国民は多くの期待を抱いております。
私たち、本要望を提出いたします女性のNGO・NPOには、日本における男女平等の推進に深く心を寄せる女性たちが広範に参加しております。
私たちは、女性差別の根絶に向けて特段に、実効あるお取り組みをお願いしたいと考えております。政策の実現に当たっては、継続的なNGO等との意見交換を実施され、女性たちの意見の反映を保障されることを切望しております。
さて、女性差別の根絶にむけて、日本が直面している喫緊の課題は女性差別撤廃条約に基づく選択議定書の批准であるといえます。今年7月23日に国連本部にて開催された、第44期女性差別撤廃委員会からも、批准に関し再度の勧告をうけました。選択議定書は、今日では、オーストラリア、イギリス、カナダ、韓国、タイ、フィリピンなど、女性差別撤廃条約の締約国186ヶ国中98ヶ国、OECD加盟国30ヶ国中、日本とアメリカ合衆国を除く28ヶ国が批准しています。この議定書は、女性差別撤廃条約に基づくあらゆる形態の女性差別を禁止し、人権の保障をより実効的にするものです。
どうか新政権が国際舞台で取り組む初仕事として、9月23日の国連総会において女性差別撤廃条約選択議定書批准の意思を示され、批准に向けた手続を開始されますよう心から要望いたします。
*賛同団体
ワーキング・ウイメンズ・ネットワークなど。215団体+1団体