秋の国際シンポジウム—11月23日(大阪)24日(東京)
国連・女性差別撤廃条約(CEDAW)を職場に活かそう!
<大阪会場>
パネリストの、林陽子CEDAW委員は、前任者のCEDAW委員の後をうけ、初めて、民間から選出されました。国から打診をうけた時、林弁護士は、 「あらゆる犠牲を払ってでも、やるべきだと思った」と、とても力づよい決心を 話され、大いにフアンになりました。
<お話の概略>
来年は、CEDAW条約が国連で採択されて30年目、選択議定書の採択は10年目 であり、そして、日本政府のレポートが審議される年である。このような重要な年に むけ、ぜひとも、来年は、日本で選択議定書を批准したいと力説されました。
また、女性のメインストリーム化のために、事務局をNew York からジュネーブへの移転や、下記やその他の新システム導入などの説明がありました。
●政府報告書の新ガイドライン
前回の最終コメントを履行したか。どこまで実行したか、実行していない場合は、 その障害を説明しなければならない、というもの。
●最終見解のフォローアップ
各政府は、2~3項目に関し、2年以内の期限に限って委員会への報告すること。
さらに、国別報告のタスクフォースの新設で、条文ごとに分けて読む。林陽子委員は、ドイツを担当。また、高齢者女性の一般勧告の作業部員の役目も。
今後出されるであろう、女性差別撤廃委員会・作業部会から、質問項目リストに自分たちに質問が、掲載されていても、 本会議にて、委員から質問があり、正式に政府からの回答をとらないと、最終見解 に掲載されない可能性がある。本会議でのNGOのロビイングのタイミングの大切さ など、有意義な情報をいっぱい、頂きました。
もう一人のパネリストのクリシャンテイさんからは、CEDAW条約を 批准していない、アメリカにおいて、サンフランコ市が、全米で初めて、条例として採択したこの10年の変化を話されました。詳細は、当ホームページの、WWN Nowにて、連合通信からの転載記事をご欄ください。