WWN１５周年記念講演会 2010.11.20
WWN１５周年記念講演会
～浜矩子教授・「世界の経済とこれからの日本」～
１１月２０日（土）WWN１５周年記念講演会にて、同志社大学大学院・浜矩子教授をお招きして講演会を行いました。
テーマは「世界の経済とこれからの日本」です。
（要旨）
リーマンショックはグローバル恐慌をもたらし、さらに２種類の恐慌が起こる。
１）「財政恐慌」
前回のカナダ、トロントにおけるG20共同声明は「成長にやさしい、財政再建」これは、「胃腸にやさしい暴飲暴食」と言ってるような矛盾したもの。
財政再建のみ前面に出すと恐慌へいくので、各国、そっと出している。
「財政」とは、民間が窮地に陥った時、救済するためのレスキュー隊の役割なのに、この共同声明は、救い手が救いを求め、恐慌を引き起こす張本人になっている。従来ありえないパターン。財政が恐慌に引き込んでいく。
２）「金余り恐慌」
政府は、現金を民間企業、市場へ流す。超・金余り状態となる。しかし、先進諸国は商品の購入や設備投資をするのでなく、金利が高い新興国へ投資。⇒新興国は、バブルから恐慌へ。
グローバル経済のもと、人、物、金（あまり金）は国境を越える、しかし、国は国境を越えられない。国々は多数、されど、地球はひとつ。
それから、３つのどんぐり物語（ドングリの背くらべ、ドングリの泥試合、ドングリの分かち合い）のお話、「ドングリの分かち合い」が経済打開の道になります。
これらの内容は、次回のWWNニュースに掲載されますので楽しみにして下さい。
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