WWN ニュースレター 2009年1月10日発行④
「はげまされました」−シンポジウム参加者からの感想1
【2008年11月23日 大阪会場】
◆林陽子さんのお話とても面白かったです。こんな風にして国連の場で検討され、委員の中でも意見が分かれる要因についても興味深いことです。よくぞいろんな知恵を授けて下さった。クリシャンティさんのサンフランシスコでの活動の様子、戦略の立て方、プロセスのたどり方など、もっと詳しく聞きたいですね。通訳の岡田さん、おつかれさまでした。
◆女性がこのようにパワフルに世界や自治体などを変えていけるのだと大変元気を頂きました。フレックスタイムが本日まで、女性にどう好影響を与えるのかが判らすにいたのですが、クリシャンティさんのお話を聞き実はとんでもなくキーポインイントになる制度であったと理解することができました。
◆クリシャンティさんの話をきいて、USAで州・市のレベルで女性差別撤廃条約が採択され、ジェンダー分析がなされ、公務員の働き方が見直されている例に、日本でも適用(活用)できるとかなと思った。(地方分権化で)林さんの報告をきいて日本政府は是非、選択議定書を採択・批准させる必要があると思った。林さん頑張ってください。
◆OECDは確か8年に一度くらい女性の社会的地位の順位を発表していたところですね。どんな性格の団体なのか全く知らなかったのですが、なんとなく気になっていました。政府の団体で経営者をパートナーにしているなんてビックリ!今回はそんなところまで活動を広げて、情報提供してきたのは本当にすごい!ますますの活躍を期待します。
◆選択議定書の批准の大切さを再認識しました。“私人間の行為に対する国家の「相当な注意義務違反」”という概念があることを初めて知りました。これは女性問題だけなく今の日本に一番必要ではないでしょうか。責任を取らない、天下り、多額な退職金を得る高級官僚に対して、そして無気力で前例主義の公務員にも適用して欲しいものです。
◆CEDAWやOECDの貴重なお話がきけてよかったです。会社で4月より新人事制度が始まりますが、男女差別がなくなることを願い、声を発していきたいと今日の講義をきいて思いました。
◆林陽子さんのお話、とてもリズミカルで興味深く、パワーをもらいました。Gay & Lesbianの団体の人たちとのやりとりも興味深くうかがいました。私も友人に同じ質問、「なぜレズビアンなの?」と聞いたことがありますが、「たまたま好きな人が女性だったんだよ」と言われたことを思い出しました。答えられた方はマジョリティの異性愛者に異性愛者であることに疑問を持ったことがない状況に一石を投じられたのではないかと思いました。